Interview with Greg Hudson

8月 25, 2017

シム: はいグレッグ、今日はよろしくお願いします。まずはあなたの経歴を教えてほしいです。

グレック(以下グ):こんにちは日本の皆さん! 僕はグレック・ハドソン、グレックって呼んでください。 前職はポートランドをベースとしているホイール会社CORSA CONCEPTのメインホイールビルダーでした。
自身のCX&ROADレース経験から、当時(2007年頃)レースで使えて、それでいて丈夫なもの、そして独特な存在のホイールというものがマーケットを見渡す限りどこにも無いなと思い、このCORSAブランドを立ち上げたのです。
CORSAでもハブのオプションとしてCK HUBを使っており、CKに出入りすることは度々ありました。 その後、当時CKで働いていたディランの誘いもあり、CKでホイール部門をゼロから立ち上げるべく、CKへと入社を決めたのです。

またCORSAの立ち上げの前には、REIでセールス+メカニックの経験もあり、もともと自分自身で自転車をバラしてメンテナンスをしたり、組み立てたりするのが単純に好きでしたね。
特にホイールの構造に対して興味が強く、よく自分で解体し、自分で組み直そうとしてもうまくいかなかったのを、近所のバイクショップで直してもらったり。。。そんな個人的な体験が今の自分の原点だと思っています。
初めて自分で組み立てたホイールは15-16年前に組んだ、Mavic CXP33 + Surly SSP Hubなんだけども今も家にあるはず。。。HA HA HA

シム:CKに入社後からホイールデプト開始までの流れを教えて下さい。

グ:CKに入社後、最初の2〜3週間で、ショップフロアで製造を学び、特にハブ+ドライブシェルの構造を完璧に理解するところからはじめました。 その後アッセンブル部門を経験し、どんなトラブルが多いのか、どんな使われ方をしているのか学びました。 その後セールス+シッピング部門も少しやって、すべての部門をホイールの構造のように理解しました。 前職のようなフルタイムのホイールビルダーではなく、ホイールデプトの企画から部署の構築、プロモーション、そしてリム+スポークマニュファクチャーとの関わり方も重要なので、バイクショップやREIでの経験、過去に就いてきた職業の経験をフルに生かしています。

シム:ホイールを組むにあたって特に気をつけていることってなに?

グ:ホイール組みは、スポークの編み方や、スポークテンション、ロゴの位置など、細部も非常に重要になるので、必ず始まりから完成までの全てのステップのおいて確認に次ぐ確認を繰り返します。CKはいわゆる街にあるバイクショップではないので、初期振れなどが出ても、それをCKにたびたび持って来てもらうわけにはいかないので、一度納品したものが2度と戻って来るようなことがないように、より完璧なものを送り出せるように努めています。 そのために、ホイールにサイドから圧を掛ける機械をキングにお願いをして作ってもらったり、テンションメーターの誤差チェックは欠かさず毎朝の日課にしているし、張力計の整備なども欠かせません。 どれも専門的なツールが必要となる作業だけに、道具に妥協することなく、自分たちが自信を持って良いと言えるツールと方法を選び、または自社で作り、それらを正しく使っていくことをとても大切にしています。

シム:今年はツールドフランスにも帯同したらしいけど、なにか面白いエピソードはある?

グ:たぶんR45ハブが一躍有名になったのは、ウィギンズがSKY時代にR45を使っていたことによると思うんだけども、そこから現チャンピオンのフルームもR45を使いたいとなったりして話題になったよね。それを聞いたカヴェンディッシュもチーム供給のハブには多少不満があったりしたらしく、チームのホイールサポートカンパニーであるであるENVEに対してR45で組んだホイールを用意してほしいとリクエストがあったのが、今年のツールでR45が話題になったきっかけだと思う。 本来はジョナス(残念なことに彼はCKの後継者として育てられてきたのですが、今年の7月に病気のため急逝。。。僕らも悲しみにくれました。)が行く予定だったのですが訳あって、僕が今年の5月からENVEを買い取ったMAVICへの研修も兼ねて渡仏しました。 また現地でキングが唯一チームサポートしている、ディメンションデータのチームメカニックに対して、R45のメンテナンスの仕方を教えることも今回の重要なミッションでした。 現地に行ってわかったことなんだけども、チームメカがホイールを組んでいるのではなく、ENVE側で組んだものが使われていたので、それらのすべてのホイール・チェック+調整に加え、急遽カヴェンディッシュ用にも何セットか僕に組ませてくれとオファーをして、現地で突貫で組んだのもとてもいい経験でしたね。短い滞在の中でしっかりと目的をやり遂げることができて本当によかった!

シム:今後の展望や予定は?

グ:個人的なところでは9月に結婚予定するんだ。ちゃんとシムからも来てくれよな HA HA HA !! あまり展望とか野心とかはないんだけど、大事にしたいのは “Always looking fault” 常に間違いがないかを日々確認して確認して確認する。 そんな単純なことを的確に繰り返し続けることが、最良の結果に結びつくことは確かだからね。 でもカスタマーが何を欲しているのか、そして新しい規格に対して柔軟に対応する為にも、しっかりとマーケットを見渡すことだけは忘れないようにしないといけないかな。

シム:今日は忙しいところ本当にありがとう! グレックが組んでくれたホイールをできるだけ紹介していくからこれからもよろしくね。 また日本のサイクリストに一言。

グ:My Pleasure. 今年はグルメセンチュリーが日本でできなかったけど、シムワークスにはクリスキング社が本当にお世話になっているから、もっと強くチームとしてやっていきたいね。 クリスキングのハブは最高の素材と技術とアイデアの結晶だから、日本のみんなもたくさん使ってくれると嬉しいし、たくさんのサポーターが日本に増えれば僕も日本に行かなきゃって!なるから、そのときは日本のみんなとマウンテンバイクに行きたいな! これから日本でも始まる、クリスキング ホイールデプトをよろしくお願いします!

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